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2006年01月24日

無縁法要

ある集落の一族が固まって檀家に成っているところがある。今日は一族の先祖総供養の日で諷経に出掛けた。ここでは10月には必ず達磨供養もする。最近では禅宗檀家で達磨忌をする家などほとんどなくなってしまったが、よくぞ伝統を守って続けておられると感心する。日常、先祖の恩恵やましてや達磨さんのご加護だど殆ど意識する事はないが、当たり前だと思っている事柄のその奥に、先祖に支えられ信心に助けられていることを子孫に忘れさせまいと、こういう行事を残されたに違いない。考えれば何と深い配慮の籠められた法要であろうか。今朝は「ホリエモン」逮捕で大騒ぎだが、金さえ儲かれば何をしても構わないという品性の悪さ、呆れるばかりだが、しかし我々も油断をしているとつい目先の算盤勘定に流される危険がある。他山の石として肝に銘じなければならないと感じた。

投稿者 zuiryo : 2006年01月24日 10:00

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