« 無縁法要 | メイン | 習字 »

2006年01月25日

講了

尼僧堂の講了に行ってきた。これは学校で言うと終了式に当たる。冬期の修行が2月1日に終わるので、それに先駆けて関係寺院方にお越し頂き、ご加護を頂いた祖師・世代にお経をあげ、お互いの先祖も合わせ供養し、一制の首尾円成を祝う式である。いつも講了をむかえるとほっと一息つく。今年は10年ぶりという厳冬で、火の気のない道場では殊に寒さが身に染みた。特に尼僧さんは60歳を過ぎた者も居り、素足に般若木綿の着物、墨染めの法衣という格好で、一入寒さが堪えたのではないかと案ぜられる。お互い幾つになっても修行のためには喪身失命を顧みず頑張る姿は何にもまして尊い事である。

投稿者 zuiryo : 2006年01月25日 13:22

コメント