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2006年01月29日
起単留錫(きたんりゅうしゃく)
今日は朝、講座があり、次ぎに一制中の修行を総括をする日。自分の顔は自分では見えないと同様、自分自身のことは解らないものだ。そこで一人一人評席の前に進み出て忌憚のない批評をして貰い、来制への糧にするというのが趣旨である。ズバリ痛い所を指摘されると、むっとすることもある。しかしユリウス カエサルの言葉にもあるように、「人間ならば誰にでも現実の全てが見えるわけではない。多くの人は見たいと欲する現実しか見ない。」である。ましてや段々年をとってくれば忠告してくれる人は減るばかり、そこで謙虚に人の言葉に耳を傾ける姿勢が問われる。いつも心を開いて、相手が言い易いような生き方をしなければならないのである。
投稿者 zuiryo : 2006年01月29日 10:17