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2006年05月28日

宿忌(しゅくき)

俗に言うお逮夜、前晩の行事である。遠くは和歌山、静岡方面より来て下さる。僧堂創建開山の毎歳忌であるから、嘗てうちの道場で修行した連中が馳せ参じる。近々僧堂を引いた若い連中は作務着姿で庭掃除や料理作りの手伝いをしてくれる。尊いことである。例年は大汗掻いてのお経だが今年は小寒いくらいの陽気で楽だった。行事後の出斎(しゅっさい・食事)の折り、皆に昨日のドジの一件を話すと大笑いであった。睡眠中目が覚めるのは矢張り体調が良くない証拠ですと言われ、神経過敏症の私はこれで又寝られなくなってしまう。また今日は午前中、市博物館で茶道松尾流岐阜松蔭会総会があり、記念講演で学芸員の筧真理子女史の伊奈波神社縁起についての貴重は話を聞くことが出来た。立て板に水の如き解説に圧倒された。その道のエキスパートの凄さを感じた。

投稿者 zuiryo : 2006年05月28日 18:10

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