2006年09月06日
東海庵毎歳忌
昨日から京都妙心寺山内、東海庵の開山毎歳忌に出掛けた。東海派の本庵で末寺1900ケ寺を有する大寺である。瑞龍寺は派中寺院でもあり又開山の塔所が有るところから、うちの開山忌には毎年東海派の方々3名がご出頭される。双方でお詣りし合う関係である。数年前500年忌法要を期し国の重文の本堂庫裡全て解体修理、面目一新された。檜皮葺の本堂や庫裡は何百年の風格が漂い、白川砂の一面に敷き詰められた庭は周囲の土塀とマッチして、スッキリした感じは禅宗そのものである。何時も少し早めに出掛け、無人の静けさの中、じっと佇むと、心休まる。法要は厳粛な中にも極めて枯淡で、武張ったところが何も無いというのが、私は大好きだ。禅家本来の姿を見るような気がする。
投稿者 zuiryo : 2006年09月06日 15:37