2006年10月09日
布薩会(ふさつえ)
毎年10月恒例の講中斎が午前10時から催された。布薩会・法話・食事の3点セット。今年はやや参加者が少なく、来年に向け何か工夫が必要かなと感じた。布薩会は加行礼拝(けぎょうらいはい)で、懺悔文・三帰戒・五師礼拝から成っており、私の後に続いて全員大きな声で唱えながら一節づつ礼拝を繰り返すのである。終わる頃にはじっとり汗が滲み出るほどだが、なかなか有り難い行である。大体日常こんなにも懺悔しながら頭を畳にこすりつけるほどお辞儀を繰り返す何ぞという事はない。これで一年の汚れを洗い流すのである。次ぎに法話、無門関を1則から順に話していて、今年は第6則世尊拈華、この話に登場する霊鷲山(りょうじゅせん)は昨年佛跡巡拝旅行で坐禅会員と共にお詣りした所なので話しにも自然、力が入った。その後の食事は雲水達が昨日から準備してくれた精進料理、午後1時終了、皆喜んで散会となった。
投稿者 zuiryo : 2006年10月09日 16:28