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2006年11月29日
画家、N先生
岐阜市美術館で知人の沢口先生の個展が開催されたので出掛けた。先生はスペインに住み、時折帰国されて各地で個展を開かれる。今回は初めて試みとして抽象画も描かれ、老いて益々意欲的な活動をされている。具象画とは紙の裏表ですと仰っていた。カラッと明るく、いかにもスペインの趣である。会場でばったりN先生ご夫妻と会った。最近、鎌倉から郷里の岐阜へ引っ越してこられたばかりである。親戚知人も多く安心して暮らしておりますと言われた。お寺のもみじも今、紅葉の真っ盛りですから是非お越し下さいと申し上げると、早速話が纏まって1日にお出で頂ける。先生との出会いは誠に不思議なことから始まった。もう10年以上も前のこと、画家、加藤東一先生が亡くなられ、藤沢のお宅にお詣りに出掛けたことがあった。そこで偶然N先生の奥さんにお目に掛かったのである。すると初めてにも拘わらず、「私あなたを存じ上げています。」と仰る。(つづきは又明日)
投稿者 zuiryo : 2006年11月29日 21:43