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2006年11月01日
献茶式
今日は伊奈波神社で松尾流松蔭会岐阜支部主催の献茶式があった。大正4年以来今年で91年目、ずっと続いている伝統の献茶式である。名古屋から家元にお越し頂き、本殿で濃い茶・薄茶と順次お手前が披露された。いつもは吹きっさらしの所で震えながら拝見なのだが、今年はぽかぽか陽気で助かた。炭手前から始まり、練り香が焚かれると、ゆらゆら風に乗ってほのかな香りが辺り一面に漂い、澄んだ空気が一層引き立ってくるようだった。約1時間、心まで澄んだ一時であった。日記を見ると去年もその前の年も風邪をひいたり、体調不十分だったりで、2年連続で欠席した。恒例の行事を何の不都合もなく出掛けられることの有り難さを改めて実感した。帰ると間もなく法縁寺院の晋山式拝請で、和尚始め総代さんなど5人来山、新に入寺される新命さんは、私が伊深で修行中の頃、まだ幼稚園児だった。昔話に花が咲いた。
投稿者 zuiryo : 2006年11月01日 13:47