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2006年11月28日

大根鉢

恒例の大根鉢に全員で掛けた。今回は開山さんの出生地、山那(やな)方面は永年お世話頂いた方が亡くなられ、また地元悟渓寺の尼さんも亡くなられ、遂に今年からは取りやめとなる。市内檀徒の野一色方面は尼僧堂に譲ったため、段々範囲が縮小し、木曽川・徳田・岐南町方面のみとなってしまった。ハザに掛けると余りにも寂しく、折良く野一色檀徒で特別ご厚意の大根を持参した方があったので何とか間に合いそうである。大根鉢では他にも白菜や小芋、薩摩芋、ネギ、小松菜、ほうれん草など、いろいろ同時に頂けるので、大助かりだったのだが、こちらも少なくなり、典座の汁の具に困る。白菜は早速ぬかずけにして、12月15日からの臘八大接心中、夜8時のご開鉢で茶粥と一緒に出される。熱々の粥に冷え切った白菜の漬け物の旨いったらない。この味は臘八をやった者でなければ分からぬ。

投稿者 zuiryo : 2006年11月28日 21:34

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