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2007年03月15日
雪中スケッチ
14日の把針灸治に先生と二人で美濃白鳥・北濃方面へ雪の中スケッチに出かけた。途中ちらちら雪が舞い空は鉛色、大日岳の雪山を描こうという目論みだったが、どだい山が見えない。周囲の積雪も徐々に増し、二人とも登山靴では膝まですっぽり雪に潜り、一歩も歩けない状況となった。雪掻きのスコップを持って、長靴スタイルで来なければならなかったわけで、大番狂わせである。その上肌を刺すような北風がびゅーびゅー音を立て、寒いったらない。しかしこんな事で怯んでいたのではいい絵は描けないし、わざわざ2時間も掛けてやって来た甲斐がない。長良川の川岸まで雪まみれになって下りた。旨いことにあっという間に良い天気になって山並みもくっきり見えだした。凡そ3時間、1枚描き終わったところで、足はずぶ濡れ、靴下までびしょびしょ、余りの冷たさに近くの食堂へ飛び込んだ。赤々と燃えるストーブで靴下を乾かし、靴を履く時スーパーのビニール袋を貰って足をくるみ履くとなかなか調子良い。お腹も膨れ足も温かくなり午後は場所を移動し、もう1枚描いて夕方帰山した。スケッチにも根性が要ると解った。
投稿者 zuiryo : 2007年03月15日 10:27