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2007年04月29日
晋山式
昨日はちょっとご縁のあるお寺の晋山式があって出掛けた。曇りのち雨時々雷雨、と言う最悪の天気予報だったので、稚児行列もあるだろうし、大勢の参拝客で境内も賑わうだろうに、どうなることかと案じたが、予想に反して好天に恵まれ、安堵した。行事も無事円成し、祝斎の時、新命さんと嘗て道場で一緒に修行し、現在はその道場の師家になった方と隣席だった。食事中、昔話をいろいろ拝聴した。昨夜も近くの宿で仲間と夜の更けるまで痛飲したそうだ。同じ釜の飯を食い、苦楽を共にした修行仲間というものは何と良いものかと、改めて思い知らされた。私の修行仲間も、既に僧堂を離れて40年以上にも成るが、今尚2年に1回の割合で集まっては、昔話に花を咲かせている。お互い老齢となり、白髪交じりのしわくちゃ顔だが、心の何処かに、「戦友」の気分があって、一生忘れられない思い出なのである。
2007年04月24日
忙殺
大接心も無事に終わり、把針灸治でほっと一息入れたのもつかの間、猛烈に忙しくなった。昨日は早朝の般若会坐禅・M病院で中性脂肪値検査のために絶食で採血・帰りにドライアイの目診察・午後は毎月開催の「ともしび会」山田先生の講義拝聴・3時HPソフト会社と打ち合わせ・5時教区所長相見・夜は講座、午後8時過ぎ漸く開放される。今日は地元銀行新入社員の研修会・午後は整体治療院へ、帰って直ぐ伊奈波神社までウオーキング、夜は参禅後、瑞龍たよりの校正、ゲーム機で脳を鍛える、あっという間に8時過ぎになってしまった。明日は朝一番で動物病院へハチを連れてフエラリヤの検査、午前中は自分の習字稽古、午後は尼僧堂と合同で今度は私が先生で習字の稽古、引き続き法式の稽古、と言う具合である。さらに27日までには臨床心理学の本を1冊読破しておかなければならない。もう道具ならとっくに壊れてますな。
2007年04月22日
新緑の候
ご無沙汰しました。1週間ぶりですが、のびてたわけではありません。入制大接心が昨夜無事円成、今日はほっと一息ついているところです。大接心にぴったり重なるように市議会議員選挙の運動期間中だったため、スピーカーの喧しいこと、これには参った。さて庭のもみじの新緑が目に鮮やかなこと、緑滴るです。もみじは秋の紅葉も素晴らしいが、どうも寂しげでいけません。春の生き生きした新芽が一斉に吹き出す様は、大地の生命力を感ずる。大接心初日夜の参禅が終わって検単も済んだら急に体全体の力が抜け落ちた感じになった。こりゃ~どうしたことだ、どうも風邪らしい。氷枕で冷やして2,3日したら治った。年は取りたくないものよ。ところでアンチエイジングその後、毎日脳を鍛えるゲーム機で訓練を続けた結果、日々成長して、目下私の脳年齢は32歳である。こうなると益々欲が出てきて、最高の20歳を目指してさらに訓練中である。
2007年04月13日
臨床心理学Ⅱ
昨年に引き続き臨床心理学の聴講生になった。今年はカウセリングの実際を学生同士、お互いに遣り取りする初期訓練から始まった。昨年の講義一本槍から様変わりである。お相手は20歳前後の女子学生ばかりで、最初はちょっと戸惑ったが、暫くすると案外スムーズにやれるようになった。うちの寺の直ぐ近所に住んでいる娘さんも居たりで、話が弾んだ。中に4回生の人が居て、大学院に進み、将来は障害児のケアーに携わりたいのだそうだ。少々控え目な性格が気になったが、こういう世界で仕事をするという気概は頼もしい限りである。というわけで、どうも父兄的目で見てしまうところがある。それはそうだ、45歳も下の子供たちなのだから、ついこちらがカウンセリングをしているような気になってしまう。しかし若い学生達に混ざって学ぶことは、とても良い刺激になる。
2007年04月12日
山登り
午前8時半、尼僧堂で禅学林の講座、帰って自転車で柳ヶ瀬の書店へ行き、NHK趣味悠々「日帰り風景スケッチ」・知るを楽しむ「アンコール遺跡」・新藤兼人の「我が仕事人生」を買ってくる。午後からは県美術館へ日本画と水墨画の「岐萠会展」を見てから、久しぶりに岩戸公園登り口より岐阜城まで山登り往復1時間20分、気持ちの良い汗掻いて午後4時半帰山した。今日は日中気温21度、肌着を1枚剥いで丁度良いくらいだ。2,3日前から本堂下がり棟の修復工事が始まった。築14年で早や屋根の修理とは、一体どういう杜撰な仕事をしたのかと、疑いたくなるほどである。世の中腹の立つことが実に多い。とまあ、言い出したら切りがない。ものは思いようで、大体良いこと半分悪いこと半分と、その辺のところで手を打って心を納めるのが良いようである。瓦屋の職人がお茶の時間になると、ハチはすかさずにじり寄って傍らから涎を垂らしながら恨めしそうにじっと眺める。ハチの頭を撫でながら、「鼻が梅干しみたいだ!」と。変なたとえだ。
2007年04月07日
忙中閑あり
昨年より入制を半月早めたため、4月上旬がやたら忙しくなった。4日に尼僧堂の開講、6日にうちの開講、8日は佛降誕会、その後地元Z銀行の新入社員坐禅研修、尼僧堂の禅学林講座等々、目白押しで目が回るほどである。しかし忙中閑ありで、その合間をぬって長良川沿いの桜をスケッチに出掛けた。ご存じの通りソメイヨシノは枝じゅう花でもこもこになるわけだが、これを水彩で描こうと思うと、いささか工夫が要る。ここで詳しく申し上げることは出来ないが、あれれれっ、と言う間に見事な桜になる。スケッチも終わって、帰り仲間3人で近頃流行の田舎温泉に浸かって帰ろうと車を走らせた。道中ふいっと傍らの看板を見ると、「岩盤浴」とある。どんなものか一度行ってみようではないかと、衆議一決、2,3分山奥にはいると有った。10畳間ほどに砂利が敷き詰められ、むしろを敷いて横たわること10分、どっと汗が噴き出してくる。外で体を冷やして再び中へ、これを3回繰り返すと、気分爽快、しゃきっとして誠に良い具合だ。まっ、ざっとこんな日々を送っているのだが、随分優雅じゃ~ないですか、と言われるかも知れない。勿論朝は午前3時に起床して、修行の方もぬかりなく、ばっちりやってますので・・・・。と言うことで今回はこれにて失礼。
2007年04月03日
サンパウロE氏ご夫妻
2年振りにサンパウロのE氏ご夫妻が来岐された。70を過ぎても尚矍鑠として、企業の経営と農園果樹栽培の2本立てで大活躍されている。今回は商社時代のOB会が東京であり、郷里の滋賀へ帰られる途中に寄って下さったというわけ。まだ行ったことがないというので、飛騨高山をご案内し、白骨温泉で一泊した。周囲はまだ雪にすっぽり覆われ、時折小雪が舞った。ブラジル生活40年、初めて雪を見たと言って大喜び、寒いのも何のその、雪景色を満喫しておられた。ここは又泉質の良いことでも有名なのだが、硫黄の臭いで充満している湯に何度も浸かっておられた。又ご案内した高山市内の陣屋・上三ノ町通・祭りの森なども大層気に入って下さった。昼食は友人紹介の店で山菜天ぷら、目の前で揚げたてを、あちっちっちっと、食べた。夫婦二人の小さな店だったが、自家製味噌汁の旨かったこと。そこの女将さんの母親の在所が偶然E氏の郷里と一緒だったと解り、これまた奇遇にビックリだった。久しぶりに充実した三日間だった。