2007年05月12日
津葬(しんそう)
うちの寺と近い関係寺院の尼僧さんが遷化された。以前より四大不調で、病状も相当深刻な状況だったので、覚悟はしていたものの、遂にその日が来てしまった。私が瑞龍寺に住職した時以来のお付き合いなので、既に25年にも成る。最後にお見舞いに行った時には、ご本人も腹を決めておられる様子だったのが、何ともやりきれなかった。最期は5歳の時から師匠の下で育てられた自坊で息を引き取られた。生前そのままの顔立ちで、安らかな死であった。葬儀は後継者が居なかったため、法類の和尚さん達が協力して、大忙しのうちに無事終わった。年々周囲の知人や友人が亡くなって行くのは寂しい限りで、誰も避けられぬものとは言いながら、しばらく気持ちが沈んで憂鬱になってしまった。落ち着く間もなく、半夏大接心も目前に迫り、又気持ちを切り替えて、頑張らねばならぬ。
投稿者 zuiryo : 2007年05月12日 17:15
コメント
息子が御世話になり有り難うございます。いたらぬ息子で御迷惑をおかけして申し訳ありません。今苦労して、苦労して資格を取ることが本人の為だと思うのですが不安で仕方がありません。苦労をして取る所に有り難味があるのですが諦めてしまったら終わりです。長くかかってもいいので続ける事が大事だと思うのです。苦労して取れば天狗にはならないだろうと思いますし、又痛みも分かり相談を受ける事も出来るようになると思います、また頭も低くなる様な気がします。しかし本人は頭が邪魔してほかること出来ません、孤立も耐えられ無いみたいです。当寺ではお喋りですので受けはいいのですが、修行となると難しいです。
投稿者 梅園和恵 : 2007年05月18日 21:54