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2007年07月07日

水陸会(すいりくえ)

7月は山内寺院のお施餓鬼が次々にあって、猛暑の中、長時間に亘っての荷担も楽じゃない。うちの施餓鬼は10日なので、1週間前に遡り、夕方雲水始め日頃特にお世話になっている信者さん方の先祖供養のお経をあげる、これが毎日続く水陸会である。終わると直ぐに晩参、坐禅となる。ところで昨日ハチの早朝散歩に出掛けたら、総門の前へ出てすぐおかめ笹の葉を食べ始めた。しばらく食べてからくるりと踵を返しお寺に戻るという。変だな~と思っていたら竹藪裏の畠の草むらにふせをしてじっと蹲っている。そのうちおえ~っと吐いた。眉を八の字に寄せ、つぶらなひとみも哀しげである。そこで背中を一生懸命さすってやると少し気分が良くなったのか、再び総門へ駆けだした。これなら良いかと思ったら又調子が悪いらしく、すごすごと引き返す有り様。この暑さで食中りでもしたらしい。又背中やお腹をさすってやると気持ち良さそうに目を細めている。人間なら何処が痛いとかむかつくとか言えるのだが、ハチは喋られないから、可哀想だ。しかし1日経ったらすっかり治って元気に走っている。「子を持って知る親の恩」。

投稿者 zuiryo : 2007年07月07日 20:20

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