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2007年07月16日

川浦渓谷(かおれけいこく)

市内から車で1時間半ほど山奥に入ると、旧板取村川浦渓谷がある。此処は嘗て中部電力がダム建設を計画し、結局断念したため、建設用道路が奥深くまで出来ており、その為車で簡単に行けるようになった。絵の先生と弟子3名、午前8時半出立、10時、新緑と渓谷美の川浦に着いた。2,3年前、山から岩石が落下、丁度遠足でここを訪れていた小学生達を直撃、一人死んだため、現在は通行禁止になっている柵を乗り越え、絶景ポイントにある東屋に荷物を降ろし早速写生に掛かった。数十メートル下を流れる渓谷を俯瞰する構図のため、複雑に入り組む岩を描くのに一苦労である。遥か下に清流が滔々と流れ、木の間を吹き抜ける風が爽やかで心地よい。あっと言う間に2時間半がたち1枚仕上げる。既に12時半、この辺は鮎の良く捕れるところ、釣ったばかりの鮎料理で舌鼓と、茶店に行くと臨時休業、集落でお葬式があり、お役で皆、出払っている様子。ガックリ来て、仕方なく近くの大衆食堂できつねうどん1杯。午後は近くのキャンプ場に車を止めさせて貰い、堤から川と山と集落の美しい景色を描く。1時間半ほど経ったらポツリポツリと雨、大急ぎで片付け一応2枚目を描き終わる。台風一過の良いお天気で、真っ赤に日焼けして夕方戻った。充実した把針灸治の1日であった。

投稿者 zuiryo : 2007年07月16日 20:18

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