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2007年07月21日
鮎釣り
友人で鮎釣りシーズンになると、居ても立っても居られないほど好きな人が居る。友釣りという方法で、元気な鮎を針の先に付けて泳がせ、攻撃してくる他の鮎を引っかけるのだそうだ。去年は足を滑らせ激流に飲み込まれ、あわや危機一髪、流されながら必死に岩にしがみついて一命を取り留めた。腕や足全身打撲で酷いめにあったというのに、今年はもう性懲りもなく又釣りに出掛けている。この人と時々山奥へスケッチに出かけるのだが、景色を眺めずに川ばかり見ていて、開口一番、「この辺は釣れそうだな~。」と言う。小さい頃から父親のこの姿を見ていた長男も、しっかり2代目を継いで、鮎釣りに血道を上げている。「鮎釣りの趣味は美味しい鮎が食べられるから家族は喜ぶでしょう!」と言ったら、「とんでも無い、家内は出掛けるのは大反対で、最初1回目は食べましたが以後一切食べないのです。」と言っていた。まあ、勿体ない、が、奥さんにしてみると、恨みの鮎なのだろう。岐阜は清流に恵まれ、特に上等な鮎が釣れるのだそうだ。砂利の中を歩き回るからそれが良い健康法にもなり、澄んだ空気を胸一杯吸い、川面を吹き抜ける風を全身に浴びて、大変良い趣味ではないかと思っている。
投稿者 zuiryo : 2007年07月21日 19:40