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2007年10月21日

落語

私は小さい頃から落語が好きで、特に小学生の頃は、落語大全集20何巻を買い込んで、一生懸命覚えて部屋で一人落語を演じては得意になっていた。その後修行の道に入ってそんなことは遥か彼方、殆ど縁もなく過ごしてきた。岐阜の寺に転住して何年かした頃、落語の元祖と言われる安楽庵策伝が、岐阜出身で、彼が住職していた寺が岐阜の郊外にあって、毎年命日には有名な落語家が来て真前で、落語を演じ供養をするという話を聞いた。早速聞きに出掛けた。はじめに落語の研究では第一人者の関山和夫先生の落語に関する講義を拝聴し、落語家露ノ五郎の話を聞いた。久しぶりに聞く生の落語の魅力に圧倒され、爾来病みつきになった。普段はCDで、今、古今亭志ん朝にはまっている。人情話しが特に好きで、同じ話しを繰り返し聞き込んでゆくと、練り上げられた話芸に舌を巻く思いである。元々落語はお説教から発したもので、お寺とは深い繋がりがある。話術の勉強と称して、今日もドヒャ~、イッヒッヒ、と独り品なく笑い転げている。

投稿者 zuiryo : 2007年10月21日 14:57

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