2007年12月08日
未練がましい紅葉
今年は11月が何時までも温かかったせいで、紅葉が十日ほど遅れ、更にその後の冷え込みも余りなかったために、いまだにドウダンも、もみじも、びっしり葉がついて色褪せてはきたもののずっと紅葉が続いている。これは甚だ迷惑なことだ。知人の庭も何時までも葉が落ちないから、ご主人が箒で叩き落としているそうだ。正月用の掃き清められた庭にならないからである。その点、桜は良い、ぱっと咲いてぱっと散る、これでなくっちゃいけない。毎日庭を眺めながら、「葉っぱ、早く散れ!」と、心の中で叫んでいる。大体未練がましいったらありゃ~しない。我々は庭を見たら直ぐ掃除のことを考える。故に、今年の紅葉は特に良くないわけだ。毎年干支の色紙を書いている。来年は鼠、子歳である。禅語で鼠という語の入ったのを探したが余り良いのがない。窮余の策で、ねずみは「チュー公」と言うから、「ちゅ~」という音を生かして、3句選び書いてみた。先日般若会の今年度打ち上げ会があった。21年目が無事終了した。現在会員数は70名、発足当初からの会員30数名がまだ頑張っている。最年長は86歳のお医者さん、若い方では40代の人もいる。年々会員も増え、益々充実してきた。有り難いことである。
投稿者 zuiryo : 2007年12月08日 19:06