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2008年02月26日

ぼたん雪

前回は慌てて題を付け忘れてしまった。今度は慎重に、ぼたん雪と付けてから始める。朝まだ暗がりの内から愛犬ハチの散歩に出掛けたが、星も月も見えずどんよりしていたので、一瞬傘を持って行こうかと思案した。まっ、降られたらその時はその時で・・・・、と出掛けたが無事帰ってきた。しばらくするとみぞれが降り始め瞬く間にぼたん雪に変わって、あっという間に庭は真っ白になった。2,30センチも積もると、後の庭掃除が大変だから、早く止んで欲しいと願ったら、昼頃には止んだ。午後用事で廊下に出ると、バサッバサッと、数十羽の「コイカル」が一斉に飛び立った。これには驚いた。こんな大集団で隠寮の庭にやってきたのは初めてのことである。延々数千キロを渡って来て、生憎雪に振り籠められ、ついばむ餌もなくなって、必死になって落ちた種子を漁っていたのだろう。一方、たぬき(隠寮下水溝にずっと住みついている痩せっぽちで、毛もよれよれで酷く哀れっぽい)のこのこ出てきてつくばいの水を飲んでいた。昨年はイノ公にさんざん酷い目に合わされたが、背後に連なる山々は多種多様な動物たちの住処だから、うちのお寺もいろいろな目に会うのである。

投稿者 zuiryo : 2008年02月26日 20:38

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