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2008年03月10日

中国祖跡巡拝

3日から10日まで一行9人で、祖師方の由緒地へ行ってきた。今回は昨年に引き続き第2回目で、偽山霊祐禅師・円悟克勤禅師・南嶽懐譲禅師・石頭希遷禅師・石霜楚円禅師・楊岐方会禅師・仰山慧寂禅師・黄檗希運禅師・洞山良价禅師・百丈懐海禅師・高安大愚禅師・馬祖道一禅、以上12祖師を巡った。10数年前の記録を頼りに行ってみると、朽ち果てて殆ど建物らしい物はないというところが全て、巨大な寺院に生まれ変わり(幾つかは建築中もあったが)、山奥の果てまで道は綺麗に舗装されていた。これにはビックリした。ガイド氏の説明に依れば、数年前より中国政府は、人心を安定させる為には仏教が欠かせないと気づき、中央政府・地方政府、こぞって大援助中なのだそうだ。また最近の好景気を反映して、事業で成功した人が、故郷の寺に何億円と寄進する例もあるそうだ。建物の規模の大きさには目を丸くした。日本で言えば大本山級である。大陸の人は考えることがでかい。一日300キロ~400キロの移動で相当草臥れたが、しかし公案に登場する現場に立つことが出来たのは、修行する者にとって何よりの喜びであった。

投稿者 zuiryo : 2008年03月10日 19:54

コメント

大変お世話になりました。 今回は下痢もせず元気に帰山することができました。
誠にありがとうございました。
                   祖心九拝

投稿者 宝生寺 : 2008年03月10日 23:36