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2008年03月16日

叢林同盟会濃尾支部例会

臨済宗36ケ僧堂の評席会が叢林同盟会である。全国を4ブロックに分け、愛知岐阜両県にある6僧堂・1尼僧堂が濃尾支部で、その例会が今日催された。幹事役は1年交代制で、順送りで回ってくる。6年ぶりにうちでの開催となったのである。特別相談事など無い。お互いの旧交を温め、励まし合って、切磋琢磨、こう言ういたって気楽な会である。私も嘗て僧堂で評席だったとき、年2回のこの集まりが楽しみだった。その後、師家となり、交流は今でも続いている者もある。ところが近年僧堂の中で、今まででは考えられないような事故や事件が起こり、そんな暢気なことをしていられなくなってきた。雲水達の集まりもそうだが、我々師家の方でも年1回顔を合わせて、情報や意見交換をしている。何とも変なことになってきたが、僧堂も時代と共に変化せざるを得ない。しかし変えて良いものと絶対変えてはいけないものとが有り、これらを間違わずに峻別して行く目が要るのである。特に評席の責任は一層重く、雲水達のリーダーとして、率先垂範が求められる。要するにバカじゃ~出来なくなったと言うことだ。僧堂は徹底した階級社会で、1日でも早く入門すれば、以後ずっと上位となる。この際個人の能力は一切問われない。これなども果たしてそれで良いものか疑問である。兎も角評席会議も漫然としては要られなくなってきた。

投稿者 zuiryo : 2008年03月16日 20:05

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