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2008年09月27日
筋トレ
私は運動好きで、1日1回は汗を掻かないと、どうも体の調子が悪くなり、又気分もスッキリしない。運動中毒と言われている。人にはそれぞれ体質があるから、一概には言えないが、大汗かいた後の心地よい疲労感は良いものだ。今までは年相応と考え、過激な運動は控えていたのだが、聞くところに依れば、運動は出来るだけ激しい方が良いらしい。8月夏休みはぶらぶらしていたら膝から上の筋肉が予想以上に弱ってきた。これは不味い!そこで徹底的に鍛え始めると、めきめき発達し、両腕もダンベルを使って鍛えたお陰で、こぶこぶの腕になってきた。だらだら生活していると体重も増え、医者から10キロ減らせと言われている。と言うわけで、ただいま流行のバナナダイエットに入れ上げている次第。数日で2キロ痩せた。
2008年09月22日
崖の上のぽにょ
今日は把針灸治、久しぶりに朝からからりと晴れ上がり、気持ちの良い秋風が吹き抜けて、部屋もスッキリ乾燥して気分の良い日である。新聞を見て急に話題の「崖の上のぽにょ」を見に柳ヶ瀬の劇場へ自転車で出掛けた。私はとなりのトトロ以来ずっと宮崎作品はファンで殆ど見てきたが、何だかだんだん中味が薄っぺらになってきたような気がする。この作品もファンタジックなのは良いが、全体的に未消化、結局何が言いたいのかが解らなかった。期待して見に行っただけにがっかりした。ただ面白かったのは、数人の観客の中にお爺ちゃんが孫を連れてきた人が居て、場面毎にその孫のコメントが入って、思わず笑ってしまった。子供は本当に純真で良いものだ。そっちの方が実に面白く、つまらない映画に花を添えた。今日から本格的にダイエットを始めた。これはバナナダイエットという奴で、朝食はバナナと水だけ、後の昼食夕食は何をどれだけ食べても良いと言う、これなら続けられそうな気がする。医者から10キロ落としなさいと言われ、遂に重い腰を上げたわけだ。今後の次第は逐一ブログでお知らせします。乞う御期待。
2008年09月20日
般若心経
般若心経というお経は良く写経などにも用いられ、夙に広く知られたお経である。だから、どの宗派でも読むものかと思っていたら、さにあらずで、浄土真宗では絶対読まないのだそうだ。禅宗では所依の教典を持たないので、いろいろな宗派のお経を借りて使っている。全くこだわりはない。ところで般若心経くらい多くの解説本が出版されているものも他にはない。しかし学者や僧侶の書いたものは殆ど字句の解説に過ぎず、丁度靴を履いたまま水虫を掻いているようなものだ。そう言う中で生命科学者の柳澤桂子氏・NHKラジヲ深夜便心の時代で聞いた、鍼灸師、阿部健治氏、お二人の般若心経は琴線に触れた。お経はその人の全人生を照らす鏡のようなもので、自分の正体をさらけ出すわけだから、軽々しくは扱えぬ。そういうぎりぎりの所で、真実の姿が垣間見られるのである。このお二人の心の深さをひしひしと感じた。
2008年09月18日
イスラム世界
8月、久しぶりにロンドンのポールを訪ねた。今回はキッチン付きアパートを借り、自炊しながら逗留した。直ぐ近くにはケンジントンガーデンの広い公園があって、スケッチをしたり散歩をしたりのんびり過ごした。クインズウエーイ界隈を歩いていると、やたらイスラムの服装をした女性を見かける。そこで、以前よりイスラムの人が増えたのではないかと尋ねると、その通りだという。数年前、ロンドン市街同時多発テロで数十人が死に、百数十人が負傷した。これはイギリス在住のイスラム人の犯行であった。ポールの話しでは数十年後のイギリスではイスラムの政党が出来、やがて議会でも発言力を増してくるだろうという。彼にもイスラムの友人がいるそうだが、実に紳士でいい人ばかりだと言う。しかし一部のイスラム原理主義の連中が、無差別テロを引き起こしている。キリスト世界は「愛」が根底にあり、イスラム世界は「恨み」だそうだ。話を聞けば聞くほど理解できないことばかりだが、是非関連の本を読んで欲しいという意見に従って、帰国後、どっさり買い込んで目下研究中である。兎も角何も知らないで言うのは良くない。
2008年09月17日
イノシシ再び現る
昨日晩参(夜の参禅)の時、山からバキバキ・メリメリ・ゴロゴロドッス~ン、異様な音がする。直感でイノ公め、又来やがったなと思った。ビリビリ電線張り巡らし以来、こう云うことはなかったのに、一体どうしたことか?喚鐘が終わり直ぐに現場探索の為懐中電灯を携え庭に降りようとしたところ、ガサガサ・バキバキと益々激しくなり、更には豚と牛と狼と熊の声を合わせて4つに割ったような凄まじいうめき声に、足がすくんだ。私はいつも人には、もしイノ公がやって来たら、むんずとひっつかまえて、猪鍋にして食う、と豪語していたのだが、恥ずかしながらこの時は足が前に出ない。直ぐに雲水を呼び、現場に向かわせたが、今にも襲いかかってくる気配に、止めさせた。8月植木屋が仕事に入ったとき、ビリビリ電線のスイッチを切って、そのままだったらしい。今日、門前の知人に聞いたところ、彼が裏山をジョギングしていたら、5頭の猪が猛烈な勢いで文字通り猪突猛進して行ったそうだ。猪鍋どころの沙汰ではない、がっちり戸締まりして部屋ですくんでいた。とほっ!
2008年09月16日
18年目の滝行
12日から2泊3日、木曽の御嶽さんへ滝行に出掛けた。いつもの仲間数人と、3合目の大又山荘で合流、午後3時半第1回目の滝に入った。外気が温かかったので、屹度滝も温めだろうと高を括ったのがいけなかった、冷たいの何のって、両腕が付け根から痺れて殆ど感覚がない。いつも合掌して入るのだが、両腕が上がらないのだ。これには驚いた。しばらくだらりと下げたまま打たれているうちに、少しずつ血が通ってきたので、いつものスタイルで、合掌して打たれた。案の定終わって出てきたら脳天が裂けて血がたらたらと流れた。しかし打たれた後の快感は、何にも代え難いものである。空手の胴衣を着て入るのだが、中にはもっと刺激を求めて越中褌一つになって入る者もいる。体中が忽ち真っ赤になって、火を噴いたようになる。猛烈に痛いそうだが、一度これをやると病みつきになるそうだ。多少自虐的感じもするが、滝と一体になる醍醐味は堪らなく良い。この後、宿に戻って風呂に入り、飲むビールの旨いこと。しかし私は後、2年やったら止める積もりだ。20年と区切りが良いし、脳天を激しく打つので、そろそろ限界かなと感じている。
2008年09月15日
尼僧の発願
昨日、嘗て尼僧堂で修行していた者がひょっこりやってきた。聞けば、6月1日出立以来、北海道から始めて青森・岩手・新潟・長野・山梨・岐阜と、托鉢行脚を続けているという。お世話になっているところの本堂再建資金を作る為だという。そよ風にも吹っ飛ばされそうな細身に小柄な尼僧が、一念発起、来年の6月まで1年間の予定で南は九州まで托鉢を続けるのだという。女の一念と言うが、もの凄い願心に驚かされた。彼女の発願を聞いて、地元の有志がワゴン車を改造し、寝泊まりや簡単な炊事が出来るようにして、寄進してくれたのだそうだ。その車で移動しながら、各地を托鉢しているのである。近頃物騒な世の中、女一人で、大丈夫か心配になったが、意欲満々である。世俗の価値観に埋没して、恥じるところのない最近の雲水など、この尼僧の爪の垢でも煎じて飲ませたいくらいだ。
2008年09月11日
ソフトバンクの犬
ご存じと思うが、携帯電話ソフトバンクのコマーシャルの白い犬が大評判である。吹き替えで北大路欣也が喋る犬は可愛くてしかも聡明な感じが好評なのである。この犬ならもしかして喋るかも、と思わせる。私はこのコマーシャルを最初見たとき、「あっ、ハチだ!」と思った。これは必ずしも私の身贔屓からではなく、この間散歩に連れていったら、近所のガキどもが、ハチを見て一斉に指さし、「ソフトバンクの犬だ!」と叫んだ。「やっぱりな」って感じ。改めてハチの顔をまじまじ眺めると、いや~、コマーシャルの犬より上を行ってるな。くりくりとしたつぶらな瞳・鼻筋の通った先端にちょこんと乗ってるピンクの鼻・程良い髭・ものを言い出しそうな口元・ピンと立った耳、先端だけがちょっと垂れ下がり、歩くと可愛くリズムを取って揺れる、くるりっと半円をえがく尻尾、どれを取ってもほぼ完璧である。というわけで、我が愛犬ハチは寺町界隈では目下有名人なのだ。ところで知人の愛犬「ももちゃん」が死んだ。謹んでご冥福を祈る。
2008年09月10日
舞妓さん
昨日は美術館で知り合いのN画伯の個展が開かれ、開場式に出掛けた。ずっと鎌倉に住んでおられたのだが、老齢となり何かと不自由なので、40数年振りに故郷の岐阜へ転居されたのである。郷里には親戚縁者知人友人も沢山居り、温かく迎えて貰い、本当に良かったと仰っておられた。暫く経って生活も落ち着いてきたこの時期に、地元新聞社の会長さんやお弟子さん達、仲間の肝いりで、加藤栄三・東一記念美術館での個展開催となったのである。開場式には大勢集まり、外にまで溢れるほどで、N画伯と奥さんの笑顔が大変印象的であった。先生は本当に寡黙な方で、誠実を絵に描いたよう。作品にもそれが現れ、見ているこちらの心まで澄んでくる。画家もいろいろで、強烈な個性を前面に出す人もいるが、私は控えめで、しかも芯の強い、昔の日本男児を思わせる先生が大好きだ。描かれる絵は舞妓さんが主で、日展の特選や内閣総理大臣賞なども、舞妓さんである。客が「舞い込む」という語呂合わせから、県下でもご商売をされているところでは、特に先生の作品が飾られている。これからも益々のご活躍を祈った。
2008年09月08日
お墓に一休さん
今年は両親の法要をつとめる年なので、それに合わせて昨年、風化してボロボロになっていた墓地の石組を一新した。見違えるように綺麗に整備され、これで良い法要がつとめられると喜んだ。その折り、一族から禅僧が出た証を何かのかたちで残そうと考えたらしい。夏休み、姪っ子が二人の息子を連れて寺にやってきたとき、「叔父さん、お墓詣りに行ったら、石塔の左に大黒さんか布袋さんか良く分からないけど、変なのが横になって居眠りしていて、肩と袖に鼠が居たよ。」と言う。「そりゃ~何だ?」早速姉に確かめて貰うと、一休さんが木魚に寄りかかって居眠りをしる姿だと言うことだった。一休さんも分からない世代が有ると初めて知った。しかし兄の考えることもユニークだ。近頃は変形の墓石も色々あるようだが、どんな感じなのか、11月出掛けるのが楽しみになってきた。
2008年09月04日
ブログも夏休み
お久しぶりです。8月の酷暑もやわらぎ、夜は虫の声が一段と大きくなり、秋を肌で感ずるこの頃です。8月は私も少し暇を貰って、ロンドンの友人のところへ行ってきました。あちらは毎日しとしと雨が降り、晩秋の気配、着る物もほぼ冬支度で丁度良いくらいでした。偶にからり晴れると嬉しくなって、近くのケンジントンガーデンへスケッチに出掛けたり、公園を散歩しました。公園と言ってもやたら大きくて、なかで迷うほどです。今回は所謂観光は一切せず、街の中を歩き回ったり、のんびり過ごしました。日頃使っていない脳味噌を使った日々でした。ところで帰ってきたら、膝小僧が立ったり坐ったりのとき、やたら痛む。整体治療院の先生によれば、椅子生活でお皿が硬直したことに依るという。椅子は一見膝がらくちんで良いように思えるが逆で、毎日きちんと正座する生活が何より足腰の為になるのだと分かった。