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2008年10月12日

諸行事錯綜

10月は例年のことながら、行事がいろいろあって忙しい月である。5・6日とうちの開山忌、11日講中斎、12日正眼寺開山忌、以降に龍泉院晉山式、野一色の達磨忌、妙興寺開堂、尼僧堂開講、うちの開講、信者の追善供養、秋季祀堂斎、等々目白押し。11月入制なのだから、もっとじっくりと坐禅修行をさせて貰いたいところである。しかし僧堂と言えども世間と別の存在ではないわけで、こう云う諸行事にも大いに拘わってゆかなければ成らないのが実情だ。広い目で見れば、これらも修行と何処かで結びついているのだから、決して無駄ではない。まっ、そう思いながら、毎年過ごしているのである。今日の開山忌で維那(いのう)を友人の弟子がやった。和尚は勿論だが、母親も参列し固唾を飲んで見守っていた。無事立派に成し遂げ、私までほっと肩の力が抜けた。雲水らしい溌剌とした声は、いかにも良い。はるか40数年前、雲水だった私も、この役を仰せつかったことがあった。手から脂汗が滲み出てきたことを、改めて思いだした。

投稿者 zuiryo : 2008年10月12日 14:53

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