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2008年12月21日

KY

今日も午後どんより曇った中、権現山(ごんげんやま)まで往復してきた。総門までやってくると若い娘が数人嬌声をあげている。何事かと見ると、参道をバックにいろいろなポーズで写真を撮っているのだ。中国の人たちである。岐阜の地場産業であるアパレルは、近年衰退気味ではあるが、中国から研修生という名目で、相当な人数働きに来ている。今日は日曜日、会社がお休みだから仲間と連れだって市内見物に繰り出し、たまたまうちのお寺に来たのだろう。参道は約100メートルはあり、左右に計6ケ寺シンメトリーに立ち並んでいる。境内は人っ子一人おらずし~んと静まりかえっている。たぶん日本人ならこういうところできゃ~きゃ~黄色い声を当たりはばからずやらないだろうと思った。つまりお寺に対する畏敬の念のようなものがあって、自然に雰囲気に順応してゆくだろうと思ったのだ。この娘達に、不自然で違和感を感じ、まったくその場の空気が読めていないのに驚かされた。多分この世代では、お寺にお参りすると言うこともなかっただろうし、その親たちにしても殆どお寺には無縁で育ったに違いない。しかし人のことばかりは言えぬ。ヨーロッパへ行き、教会にお参りした時など、「しっ!」と注意を受けたことが何度もあった。文化の違いと言ってしまえばそれまでだが、特に宗教施設の場合はお互い余程注意しなければならない。

投稿者 zuiryo : 2008年12月21日 15:55

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投稿者 fnczkyud : 2009年05月31日 20:33