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2009年04月13日

把針

このところ急に温かくなってきたので、白衣も少し薄めのものに替えようとタンスをがさごそ、3枚ほど引っ張り出して見ると、あっちこっち解れている。このままでは着られないので早速把針に取りかかった。下手の長糸と言うが、糸を針に通すのが年々難しくなってきたので、なるべく長めにして縫い始めると、たちまち糸が丸まってこぶが出来、結局途中で切ることになる。腹が立つが致し方なし、短くなった糸で縫う。まっ、出来はイマイチだが、兎も角解れは修復できたわけで、合計3枚完成させ、早速着てみる。平生は丸洗いが出来る安物の生地だから直ぐに糸が弱り、絶えず繰り返し把針が必要なのである。私は部屋の掃除や雑巾がけ、洗濯、風呂洗いなど、身の回りはすべて自分でやる。ずっとこれでやって来たからさして苦痛ではないのだが、この裁縫だけは本当に嫌になる。さて今日は本堂を使って、教区の寺庭婦人(じていふじん)の講習会が催された。お寺の奥さん方の定期講習会で、近年特に寺院では奥さん方の役割大成るものがあるようだ。一般家庭でも奥さん方の発言力は強くて、殆ど牛耳ってると言っていい。まっ、その方が家庭内が丸く収まるからと言うのが本音かも知れないが、粗大ゴミだの濡れ落ち葉などと言われるのも専ら男の方で、女がこういう言われ方をしているのは聞いたことがない。私の個人的意見を言わせて貰えば、女は男にひたすらかしずくものだと思っている。今まで拝見した奥さん方の中で、こういうタイプの人は本当に奥ゆかしく、これぞ大和撫子だと感ずる。またそう言う人は温和な顔が実に良いのだ。

投稿者 zuiryo : 2009年04月13日 15:37

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