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2009年04月14日

脛に傷

この間早朝市内をハチを連れて散歩中のこと、白犬が民家の玄関より脱兎の如くハチめがけて突進してきた。あっ!と思う間もなく、いきなりハチに食いついた。驚いてその白犬めがけて蹴り上げたが激しい勢いで食いついてくる。ハチはそう言うとき、全く弱虫でやられっぱなし。すかさずハチを小脇に抱え、その凶暴なバカ犬めがけてキック!そうしたら私の脛をハチの代わりにがぶり。いててててっ!作務着の上から血が滴り落ちるほどであった。名誉の向こう傷である。バカ飼い主が、「どうもすみません。」だと。犬を放し飼いにするのは法律で禁じられているのだ。犬は飼い主に似ると言うが、両方共に馬鹿者だ。暫くだっこして歩き、もうこの辺なら良かろうとそっと道に降ろし、いつものコースを先に行くかと聞いたら、もう怖いから帰りたいというので引き返してきた。兎も角私の素早い機転でハチは無傷、安堵の胸を撫で下ろした。世の中何が起こるか分からない。危険なのは人間様だけではないのだ。こういう不況の時代を反映して、うちの寺にもよく、働かしてくれだとか、腹が減ったから何か食わしてくれだとか言うのがやって来る。副司さんに聞くと、何か食わしてやったら庭掃除をさせるのだそうだ。な~るほど。

投稿者 zuiryo : 2009年04月14日 20:55

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