« 水の垂れるような… | メイン | 露の如く泡の如し »

2009年08月06日

ドック狂

小心者の私はちょっと頭がぐらっと来ても、すわ脳梗塞か?と思い、胃がシクシクとすると早や胃癌かと心配する。万事この調子だから、当然老いてくれば様々、若いときとは違ってあっちこっちガタが来るわけだから、一年中、心配の種は尽きないと言うことになる。事実私の周辺で、次々に癌に罹り倒れる。昨日も、ずっと親しくして頂いていた先輩和尚さんが、癌でいよいよ余命幾ばくもないという状態になり病院に見舞った。全く人ごとではない。そこで転ばぬ先の杖というか、人呼んで「ドック狂」となり、昨日今日と二日間のドック入りである。昨日胃カメラを呑んだので、今日は直腸の内視鏡、ために昨日から殆ど絶食状態、腹が減って腹が減って、めまいがするほど、こういう検査も体力がいる。しかし本当に癌で亡くなる人が多い。この原因は何んなのだろうか?ある人は、食べ物ではないかという。例えば、日常殆どの食材には保存剤・着色剤、等々の添加物が使われ、我々は知らないうちに合算すると相当な分量摂取している。これらが永年つもり積もって、身体に悪影響を及ぼしているのではないだろうか。今、スローライフ・スローフードが盛んに言われている。これは単に無農薬野菜を季節に採れるものを食材にして調理すると言うことで済む話しではない。そのためには我々の生活スタイルそのものを大変革しなければ駄目で、小手先で片付けられぬ。ましてやスローライフと言うことになれば、その人の人生観そのものを変えなければならぬわけで、いずれも簡単な事ではない。どちらかと言えば僧堂生活はスローライフ・スローフード的日々だが、これも結構修行が要る。

投稿者 zuiryo : 2009年08月06日 07:48

コメント