2009年10月26日
ロータリークラブ
各地にあるロータリークラブだが、岐阜にも沢山あって、般若会員が加入しているクラブのメンバー30人が、午前11時、坐禅を組むためにやって来た。その日は早朝、午前6時より恒例の般若会坐禅も有ったので、本日はダブルで開催となった。大体高齢者が多いので、身体はカチカチで、足なんぞ容易のことでは曲がらない。そこは大目にみて足の組み方はあぐらでOK、止静中動かないようにだけ注意をして、早速開始した。案の定、背中は曲がるわ、首はうなだれるわ、どうにもこれでは坐禅になっていない。そこで2回目の止静では幾つかの点を注意したところ、なんとほぼ全員が素晴らしい坐相になった。これには驚いた。大体人間老齢化が進むとちょっとやそっとでは、人の言うことなど聞かないものだが、実に素直なのには感服した。こちらの言うことにこうも純に従って貰えると、警策にも気合いが入って、ビシバシと叩いてやった。これがまた好評で、大満足で帰って行った。坐禅が終わってその場で30分ほど話しをしたが、一生懸命聞いてくれて、こちらが感謝である。現在お寺は葬儀や法事など、儀式が専らで、肝心な心の修練場としての活用が疎かになっているが、修行道場の特色を生かして、地域のために少しでもお役に立つことが出来たらと思っている。
投稿者 zuiryo : 2009年10月26日 21:27