2009年11月17日
安楽庵策伝
標題の人物をご存知の方は相当な落語通である。岐阜市出身の落語の元祖と言われている人で、通なら知らぬものは居ないと言うくらい有名な人である。落語は元々仏教の教えを一般の人達にわかりやすく説く、いわば説法として始まった。だから元祖はお坊さんなのである。策伝が創作した落語が今尚伝えられており、例えば「たいらばやしかひらりんか、ひとつとやっつでとっきっき、いちはちじゅうのもっくもく・・・」、というのなどがそれである。私は小さい頃から落語が大好きで、夢は落語家になることだった。それがどう間違ったのか、お坊さんになってしまったのだが、今でも好きでいつも聞いている。最近、志ん朝・金馬などのCDを買い、パソコンに入力、それをウオークマンに移して、いつでも聞けるようにした。ところが買いたてのウオークマンが購入3日目に早や原因不明の故障、固まってしまい動かなくなった。早速保証書を片手に店に行くと、「こりゃ~駄目だ!」で、店員さんが直ぐに新しいのと交換してくれた。精密機器というのは、一端故障すると修理はきかないそうで、勿体ない話しだが、ぽいっ!だそうだ。お詫びの印にと、最近流行のエコ電球60ワットを一つ頂き帰ってきた。今度のはバッチリで、毎日楽しみに聞いているという次第。落語というと、何だか馬鹿馬鹿しい単なるお笑いと思っている人が多いが、どうしてどうして、そんな簡単なものではない。仏大名誉教授、関山和夫先生の書物を読んでいただけばご理解頂ける。と言うわけで岐阜市は落語発祥の由緒正しい土地、毎年日本国中の大学生の落語研究会(通称オチケン)の大会があって、プロ顔負けの話が聞ける。また他にも市内各所で、しばしば落語会が催され、楽しめるのである。追伸、このところしばらくブログをお休みしましたが、これはパソコンのトラブルによるもので、ようやく復活また穴空けないように頑張りますのでどうぞよろしく。
投稿者 zuiryo : 2009年11月17日 11:39