2010年01月04日
餡まん爆発
正月はいつもお節料理の入った重箱2ケと切り餅20ケくらいを貰っておいて、隠寮で一人過ごすのが通例である。年末大掃除、大晦日の除夜と、雲水もくたくただから、3ケ日は寝正月をして貰う。しかし冷えたお重に焼き餅ばかりではさすが飽きてきた頃、年末横浜の友人から頂いた、中華の餡まんを想い出した。そうだあれをレンジでチンすれば、趣向も変わって良いぞ!とこれは名案だ。そこで冷蔵庫から餡まん2ケを取り出し袋のままレンジのスイッチを入れた。暫く他のことをしていたら、突如バア~ン!と凄まじい音がした。密閉状態の袋に入れたままだったため、風船のように膨らみ、ついに耐えきれなくなってパンクしたのだ。見るとレンジの中は姿形のなくなった無惨な餡と皮があたり一面飛び散って悲惨な状態になっている。これで美味しいはずの中華まんは全てパーになってしまった。人間慣れないことはやるもんじゃ~ない。後掃除の大変なことと言ったらない。とまあ、こんな具合の新年だったが、元旦から猛烈な雪で、年始の客も誰一人来ず、静かに過ごすことが出来た。ところでまたハチのことを書くのは本当に気が引けるのだが、台所辺を覗くと、ハチがガタガタ震えて居るではないか。「ハチ!寒いの?」と聞くと、「うん」と力無く答えた。じゃ~正月だから特別サービスだと、ストーブをつけ前に毛布をひいてやると、待ってましたとばかりごろり横になり、いかにも気持ちよさそうである。「ハチの前世は屹度猫だったんだね~。」と言ってやった。
投稿者 zuiryo : 2010年01月04日 11:00