2010年04月02日
一雨毎の温かさ
4月に入ってから連日の雨、丁度桜も見頃というのに,生憎のお天気続きである。昨日帰国中のブラジルの知人から電話があって、日本の寒さに驚いたと言っていた。お友達が箱根に別荘を持ったので、ご案内致しますと言うことで行ったのは良いが、大雪に振り籠められ、無事に東京へ戻れるかと心配になる程だったと言う。うかがえば、ブラジルも今年は天候異変で、農園のブドウの収穫時期に2ヶ月も雨ばかりで、大変だったそうだ。天候は人間の思うようにはいかぬ。平年と言ったって、そんなのは人間が勝手に短期間の平均値を取って言ってるだけで、何億年周期の地球規模から言えば瞬きほどで,厳密に言えば平年並みという言い方自体が成り立たないのではないかと思う。地球温暖化が騒がれ、そのためにCO2削減が世界的問題になっているが、ある学者によれば地球はむしろ寒冷期に向かっているのだと言う。こうなると何が本当なのか解らなくなってくる。温暖化だろうと寒冷期だろうと、CO2を減らすこと自体は間違っていないと思うが。春寒からとんだところへ話しがいってしまったが、春の雨は暖かな季節の到来を告げる有り難い知らせで、嘗て雲水修行している頃は、本当に嬉しかったことを覚えている。なんと言っても寒い・眠い・腹がへる、が僧堂三悪で、その内の寒いが無くなるのだから、嬉しかったのである。
投稿者 zuiryo : 2010年04月02日 03:20