2010年05月23日
君子豹変
今日新聞を読んでいたら「君子豹変」について、興味有ることが書いてあったのでご紹介する。『君子は豹変し小人は革面すという易経の言葉で、立派な人は時に豹の皮の如く黄から黒へ或いは黒から黄へ、大胆に方針を変更する。しかし凡人はただうわっつらを適当に変えるだけである。豹変のどこにも悪い意味はない。ところが今は逆の意味が流布している。ころころ主張が変わる、無節操、無責任ぶりを揶揄する。これは豹の罪ではなく君子の罪である。君子が立派な人、ただならぬ人というイメージから、威張る人、偉そうにしている人というイメージに下落してしまった。そしてまた小人が我々自身であることを忘れてしまった。大いに反省せねばならぬ・・・云々』と続く。成る程、そう言う意味だったのかと認識を新たにした。この君子豹変のように、本来の意味が時代とともに間違って解釈されるようになったのは、まだ他にも沢山ある。お互い気をつけたいものである。
投稿者 zuiryo : 2010年05月23日 16:26