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2010年09月03日

スイカ

今年の夏の暑さは格別、9月に入ってもその勢いが続いて、まるで今年の阪神タイガースみたいだ。岐阜では連日35度、明日は38度と予報されている。8月末、夏風邪を引いて酷い下痢、トイレに入ったり出たり、更に尾籠な話しで恐縮だが、トイレに駆け込むのが間に合わず、パンツにまで染み出して、今度は洗濯が大忙し。熱も少々出て、氷枕で24時間冷やしっぱなし。食欲は全然無し、2日間ろくな物は食えなかった。お陰で体重が激減、一気に1,5キロも減った。まっ、これは大歓迎で大いに喜んだが、食べる楽しみがなくなるという事ほど悲しいことはない。ともかくとんだ目にあった。しかし昨日頃より元気復活、飯ももりもり食べられるようになって一安心である。ところで夏の果物と言えば王様はスイカである。毎年、神奈川県の三浦半島の和尚が大きなスイカを2ケ送ってきてくれる。雲水共々美味しく頂いたが、それっきりで、全くスイカを食べる機会がない。この酷暑、妙にスイカが食べたくなってきた。意地の汚い話しだが、食べたいと思いだしたら無性に食べたくなって、待っていてもくれる気配はないので、遂に堪らずスーパーに買いに出掛けた。ところが梨やブドウ、ミカンなどは堆く積んであるが、スイカのスの字もない。な~るほど、もうスイカのシーズンはとっくに終わっているのだ。いつもの年はこうも食べたいとは思わないのだが、やはりこの暑さの為せるわざと感じた次第。どうも食い物の話しばかりで具合が悪いが、私は特にグルメではない。口に入るものなら何でも良いというタイプだが、友人で大変舌の肥えた人が居る。特に蕎麦にはやかましく、同じ店でもちょっとでも味が落ちると、「ここはもう駄目だ!」、と言っては新しい店を探してくる。言われればそうかな~と思う程度で、格別変わったとも思わないが、一応話しを合わせて、「うっ!これは旨い!」などと適当なことを言う。その程度の舌しか持っていない。戦後食い盛りの頃、ガツガツしていたからどうもその後遺症がいまでも残っていて、何でも腹さえ膨れればいいやと言うのが本音である。犬は飼い主に似ると言うが、ハチが全くこの通りなのである。

投稿者 zuiryo : 2010年09月03日 19:30

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