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2010年10月17日
散歩中の火事
今朝いつものコースを散歩していたら、消防車がけたたましいサイレント共に脇を通って行くので、ふと前を見たら、民家が今まさに火事になったところだった。黒煙が20メートル位、もうもうと立ち昇り、火の粉も舞い上がり、ぱちぱち音もして、ただ事ではない。まさに目の前で火災が発生した瞬間だったわけで、これには驚かされた。早朝と言うこともあって、近所の人達も殆ど寝間着姿、まだ立ち入り禁止の黄色いテープも巻かれていないときだったので、間近に見ることが出来た。人の不幸を喜んではいけないが、あんな近くで克明に火事の現場を見られたのも初めてだったが、次々に駆けつける消防車の隊員のてきぱきした仕事ぶりに感心させられた。仕事とはいえ本当にご苦労さまである。住宅街の密集地で、隣との境もほんの1メートルあるかないかというのに、結局周囲への類焼もなく見事に鎮火した。さすがプロ!もうもうと立ち上る煙の中へ、酸素ボンベを付けた一団がどんどん入って行く。その手際の良さ、危険をものともしない仕事ぶりに改めて敬意を表したくなった。偶然のことながら火災の発生から鎮火に到るまでを間近に見たわけで、他人事ではない、火の用心第一と思ったしだいである。さて今日は恒例の講中斎、午前10時から、まず布薩会、次ぎに私のお話、それから雲水手作りの昼食を召しあがって頂いた。来られる方々は大半知っている人で、しかも会場がホームグラウンドの本堂だったから、小心者の私もぐっと落ち着いて、午後1時過ぎには無事円成した。気候も寒からず暑からずで、開けはなった障子からそよそよと心地よい風が吹き抜け、何十辺と繰り返し礼拝して貰う行事に相応しい日であった。雲水も昨日から出斎支度で本当にご苦労さんだった。
投稿者 zuiryo : 2010年10月17日 13:02