2010年12月04日
ホール見学
知人の会社で今度社員とその家族のために様々な催しものを開くことが出来る、素晴らしいホールが新築された。既に11月にお披露目は済まされているのだが、私は丁度僧堂の大接心中でお邪魔することが出来なかった為、わざわざ私と知人のために、特別に今日お招き頂いたのである。このご配慮には大変恐縮した。更に新たに購入したピアノ演奏のために、わざわざ遠方よりピアニストを呼び、ミニコンサートまで開いて下さった。私のような者のために、そこまで細やかな心遣いをして頂き、全く申し訳なさでいっぱいになった。ホールは壁面に絵が掛けられ、コーナーには彫刻作品が置かれ、全体的にゆったりとした雰囲気は誠に贅沢な空間である。その上、遙か遠くの山々まで借景として取り込まれた庭園が素晴らしく、まるで美術館の中に居るようだ。そこで社員は食事をしたり、休憩時間にくつろいだり、家族はイベントに参加したりという、まるで夢のような施設である。近頃はいずこも厳しい経済情勢下に、これほど社員中心に考える会社も希である。またご自宅の庭に版画家のために美術館を作られた。以前完成間近にちょっと拝見させていただいたことがあり、今回全て整った状態を見ることが出来た。更にご自宅も改装され、床暖房の効いた洋間のソフアーにゆったりとくつろぎながら、しばし紅葉の庭を眺めた。その後、1時間ほど車で移動し、琵琶湖北の遠藤周作氏お気に入りの「湖里庵」で、名物鮒寿司懐石を頂く。部屋から広々とした琵琶湖を眺め、贅沢な一時を過ごすことが出来た。会長さんとのご縁も、そもそも全くの偶然からで、思えば何と不思議なことかと、改めて感じた次第である。
投稿者 zuiryo : 2010年12月04日 20:35