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2012年02月17日

中国旅行

総代さんに誘われて6日間、中国へ行ってきた。主たる行事は杭州に建てられた日中不再戦の碑50周年記念式典に参列すること、その後仲間6人で麗江の古い街並み・玉龍雪山・昆明の石林等々、ある時は雪に見舞われ、また25度のかんかん照りで大汗かいたりと、変化の激しい旅行だった。一行6人は親しい方ばかりなので、道中和気藹々あっという間に6日間が過ぎた。普段ちょくちょくお目に掛かっている方ばかりだが、一緒に旅をして食事を共にしたりバスに揺られながらお喋りをすると、普段とは違った気分になって、一層親しさが増す感じである。この旅行もたまたま総代さんが式典行事に関係していたために誘われたのだが、偶然仲間に入れて貰い良い旅行が出来たわけで、平生の人間関係の大切さを改めて知った。中国旅行ではいつも感じるのは、食事が合わないのが悩みの種。贅沢は言えないが、私の普段の食事とあまりにも違うので胃袋がついて行けない。特に地方の奥地での食事は、食べたことのない様なものが出てきて、やたら味が濃く更に唐辛子でめちゃくちゃ辛くて、口の中に火がついて、呑み込むのも容易なことではない。兎も角腹に詰め込んで空腹を満たすという感じ。食文化の違いと言ってしまえばそれまでだが、食事の楽しみは全くない。ところで麗江街並み見物は夕食後というので、どうしてだろうと不思議に思っていたら、ここは真っ暗闇になって、軒下に吊された明かりが一斉に灯されると、何とも幻想的で不思議な雰囲気になる。小高い山にも家が連なっており、下から眺めると、アニメ映画「千と千尋の神隠し」の大湯殿の場面そっくりなのには一同思わず感嘆の声を発した。ところが翌日同じ所を再び訪れたら、古い街並みや建築はよく解ったが、昨晩の幻想的でドラマチックな雰囲気は全くなくなり、これまた一同驚きの声を発した。延々と続く階段を上り市街全体が見渡せる所まで登り眼下を眺めると、幅何キロという広大な旧市街の甍でびっしり埋め尽くされた景観は見事と言うほかない。よくぞ今までこの状態で保存されたものだと改めて驚かされた。此処は銀の産地だそうで、銀製品が多く見られた。ちょっと土産に買うのには高価なので手は出なかったが、まがい物で雲水の絡子の環に丁度良いのがあったので、人数分買った。これが超安物で、値段をばらすと恥ずかしいので、秘密のまま、雲水には「これは銀製品で超高いんだ!」と言って渡した。昆明市内から高速道で1時間、石が林のごとく林立している「石林」も見事だった。中国は国が大きいから、何でもスケールがでかい。この石林にしても、行けども行けども石が林立して、よくぞこんな不思議な光景が出現したものだと思った。ところで先ほど料理が口に合わないと言ったが、皿に盛られた料理が次々に運ばれ、皿がテーブルに載りきらず、どうしようかと困るほど。ところが言っちゃ~失礼だが旨くないので殆ど残る。この勿体ないことと言ったらないのだ。そんなのは中国では気にする必要ないと言われるが、折角出して下さった料理に箸もつけないのは悪いような気がして、毎度食事のたびに気が滅入る。6日間の短い旅行だったが、充実した旅であった。

投稿者 zuiryo : 2012年02月17日 20:03

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