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2012年03月29日

ノラクロのその後

嘗てハチの敵、ノラクロはハチ亡き後、寺中独壇場で悠々とのさばっている。毎日台所へ来てエサをねだるのはもう日常になってしまった。今朝も真っ暗闇の中散歩から帰ると、私を待っていたように暗闇にクロが「にゃ~ん」と言うではないか。「お腹空いた!エサ頂戴!」。仕方なく台所の戸を開けて戸棚をがさごそやって居ると、クロが足下まで来て待っているではないか。すっかり内輪の人になりきっている。「しょめ!外へ出やがれ!」と叱ってひと掴みやると、うまそうにむしゃむしゃ食べている。日中庭で出くわしても嘗てのように逃げ隠れすることは全くない。こっちを向いて親しげに、「にゃ~ご」となく。この厚かましさに腹が立つような、そうでもないような不思議な感じである。元来私は動物が好きだから、ノラクロでも眺めているうちに情がわいてきて、つい「ちょっちょっ!」と呼びかけ、それに答えて可愛らしく、「にゃ~ご!」となかれると、いちころなのだ。何だかノラクロの顔まで可愛らしく見えてきた。真っ黒なのだが、毛並みが良く実につやつやして光っている。どう見ても野良猫には見えない。この状態本当に困ったもんだと思案中である。

投稿者 zuiryo : 2012年03月29日 21:14

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