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2012年07月04日

またノラクロの話

愛犬ハチ亡き後、すっかり後釜に入ったノラクロは日々お寺のみんなに馴染んで、今やすっかり誰が見てもお寺の飼い猫になった。先日も葬儀から帰るとちょこんと通用門前に坐って、「ご苦労様でした!お帰りなさい!」と言わんばかりにいるではないか。これには一同思わず笑った。そんなことがあって一層親しみを感じるようになり、いままでは特定の雲水にしか身体を触らせなかったのが、ついに私が撫でてやっても逃げなくなった。そうなると人情が更に沸いてきて、可愛らしさも一層つのる。耳の後ろ側が虫に食われて毛が抜けていたのも、虫を殺す液を塗ってやったら、かゆがっていたのも治り毛もふさふさ生えてきた。赤い首輪もすっかり板について真っ黒にマッチして本当に可愛らしくなった。ところがここ2,3日ばったり姿を見せなくなった。雲水の情報によると、最近ライバルのもう一匹のノラクロとケンカになり、どうも負けたらしい。うちのクロが餌をたべていると背後から襲いかかってくる。だからおちおち餌も食べて居られない。このようにライバルクロは、「あいつばかり可愛いがられて、おれはおもしくろくね~んだ!」と、日頃の鬱憤が爆発したわけだ。今日もいつもの場所にキャットフードを置いてやったがついに現れなかった。まっ、元々野良なので、生活力は逞しいだろうから、我々が心配することもない。又困ったらやって来るだろう。

投稿者 zuiryo : 2012年07月04日 11:22

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