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2012年12月11日
積雪20センチ
9日午後から、にわかに雪が降り出しあれよあれよという間にずんずん積もって20センチほどになった。この程度なら軒の雪を特製熊手でかき落とす程でもないので一安心だが、境内敷石と参道部分は雪かきをしておかなければならない。放っておくと車や人が踏み固め翌朝カチンカチンに凍てついて、猛烈なスリップとなり、危なくて歩くこともままならない。だから一番に雪かきをしておくことは重要な作業なのだ。カメラをぶら下げたアマチュアカメラマンは「綺麗だな~!」などと言って暢気にパチパチやっているが、こっちはそれどころじゃない。一汗掻いてやれやれほっと安堵する。隠寮の庭の方は前日綺麗に掃き清めたのがまるで無駄となり、細い枝はメリメリと折れ、今日あたり見ると悲惨な状態になっている。まだ残っている紅葉に真っ白な雪が上に掛かって、眺めているだけならこんな美しい景色はないが、後始末をする雲水は気の毒千万である。又何が可哀想といって、小鳥ほど気の毒なものはない。何時もならつくばいで綺麗に身体を洗い、庭に落っこちている種子をついばんでOK!となるのが、雪をかぶると餌が拾えない。これは死活問題で、小鳥に貯蓄精神があればこういうときに安心できるのにな~と思い、この点は人間も小鳥も一緒やわと思った。今日はちょっと晴れ間も覗き、この分なら寒波襲来も此処までと言う感じだが、明日は早朝より京都の本山の開山忌に出かける。途中米原辺が何時も雪のために遅れるので、出立前はパソコンで最新情報を検索して出かけることにしよう。小さい頃、関東では雪が降るというのはまれなことで、たまに降ろうものなら嬉しくて仕方が無く、「ゆ~きやこんこんあられやこんこん、ふってはふってはまだふりやまず~・・・・」、などと唄ってはしゃいだものだが、今では何とかこれ以上降らないでと天にお願いする。
投稿者 zuiryo : 2012年12月11日 16:23