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2013年03月09日
梅まつり
恒例の梅まつりが催され沢山の人がやって来た。10年ほど前から土曜・日曜の二日間は町内から頼まれてお寺を開放、梅見に来た市民に本堂の障壁画を公開している。まだ少々小寒い頃でも有り、本堂に大型ストーブを入れて温かくして迎えると、疲れた足を畳に伸ばして一休みしたり、トイレを使ったり、中には弁当を広げたりと、結構喜ばれている。書院で市民茶会も開かれているので、茶券を買った人が入れ替わり立ち替わりおうすを一服楽しんで帰る。お世話は沢山のボランティアや各流派のお茶人がやって来るので、こちらは何もせずスムーズに運ぶ。終日賑わうので係の人達も大変だと思うが、お陰で無事に終わった。私は友人に誘われてちょっと南洋へ旅行してきた。寒いときは精々暖かいところが良いと思ったのである。現地は連日32度を越す暑さで、顔や腕が真っ黒けになった。どこの島だったか忘れたが、高床式住居で、床の柱の中程が継いであり、時に移動するそうだ。柱の継ぎ目で切り離し、沢山の村人がまるで御神輿を担ぐように別の場所まで移動するのである。移動中の写真を見せて貰ったが小ぶりの建物とは言え一応家一軒だから、担ぐのも大抵や無いと思う。ところ変われば不思議な習慣があるものだ。気になったのはどこも街の中が汚れていることである。もう少し隣近所で掃除をしあったらどうなのかと思うが、現地の人は慣れっこでさほど苦にならないのかも知れない。日本に帰ってきて改めて日本の清潔さがよく解った。それからガイドさんに聴くと一年中この気候だと言う。2月も8月もまるで変化が無いわけで、四季の変化がある日本の良さを痛感した。寒い冬があってこそ、春の暖かさや草花の美しさが目に染みるのである。木に年輪が無いという。人間にも年輪が必要なのでは無いかと感じた。
投稿者 zuiryo : 2013年03月09日 14:47