2013年12月26日
日間賀島(ひまかじま)
愛知県知多半島の先っぽから小型船で20数分の所に日間賀島という小さな島がある。人口は千人足らず、端から端まで歩いても20分ほどで行き着く。此処は潮流の関係で水産物の宝庫である。特にフグは有名で、下関で取引される何割かは此処のフグだという。食い気に誘われたわけではないが、友人と絵の先生3人でスケッチ&フグ1泊2日コースで行ってきた。12月で寒さが心配になったが、折良く日差しに恵まれ、場所さえ選べば風もさほどなく、絶好のスケッチ日和となった。早朝午前7時過ぎに電車に乗り2時間後には島に到着、宿に電話して迎えに来て貰い、とりあえず荷物を下ろし喫茶ルームのベランダでコーヒーを飲みながら眼下に広がる大海原を眺めた。昼前に到着したのだが迷惑顔などさらさらなく、どうぞどうぞと大歓迎。一息ついたところで、このベランダから対岸の篠島を1枚スケッチ。日差しをまともに浴びながらだったので、鼻の頭が真っ赤っかになった。宿で昼飯を食べ一服後、徒歩で東港まで行き、桟橋付近で1枚描いた。このときはまともに風が吹き抜け、イーゼルが吹っ飛ばされそう、そばの重りに縛り付けた。さすが風は寒く、途中から腰巻きをしながらであった。ここで1枚描き終わり再び徒歩で宿に戻った。午後4時半頃夕日が美しいと聞いたので部屋から黄金に輝く落日を描いた。絵を描くというのは相当エネルギーを使うもので、もうへとへと、ひとっ風呂浴びて疲れを取った。さて午後6時、今回の目的の一つフグ、いや~これが旨いのなんのって、しかし我々はただ食ってりゃ良いってもんじゃないのだ。先生からプレゼントされた小型のスケッチブックに出てきた料理はすべて描く。食いならが描くのだから大忙し、料理の品名、即座に色も塗る。先生はお運びの仲居さんまでマンガを描くようにすらすらと描いて行く。さすがプロ!翌日は西港へ行き漁船を描く。船は流線形になっているので予想以上に難しい。と言うようなわけで午後3時過ぎ無事に帰った。漁師さんは気っぷが良く、ざっくばらんなのが新鮮に感じた。
投稿者 zuiryo : 2013年12月26日 09:59