2014年03月12日
報恩接心
9日から隠山禅師二百年遠諱の報恩接心を催し、明日午前中で終わる。主たる行事は今日の午後終わり、参加の雲水たちは剃髪をしたり入浴したり、接心の後片付けと骨休めをしている。夕方からはご苦労賃にごちそうが振る舞われる。私は雲水の時1回、瑞龍寺にきて2回、合計3度報恩接心の主催者側でやった。さすが三度目とも成ると余裕で、特に今回は師家として既に32年間経験を積んできたので、気分的には随分楽だった。天候にも恵まれ、大過なく首尾円成出来たのは嬉しい限りである。尤もこれは古手の雲水が居て、私の指示に従って忠実にやってくれたからで、もし未熟者だけだったら、とても出来ることではない。また嘗て私の下で修行し、今はお寺の住職になっている者たちが沢山手伝いに来てくれた事も大きかった。このように多くの人の力を借りて出来たのである。思えば本当に有り難いことである。5月末には、隠山禅師の二百年諱法要もあり、これが終わらないとまだ気は抜けないが、取り敢えず一行事が済んでほっと一息ついたところである。
投稿者 zuiryo : 2014年03月12日 16:39