2014年10月11日
カラスの糞
どこの都市でもカラス公害には手を焼いている。岐阜市も同様で、対策に苦慮している。あの悪魔のような鳴き声もさることながら、糞公害は酷いものである。私は早朝散歩を日課にしているが、アスファルト舗装の道路にカラスの白い糞が猛烈に落ちている。上を見上げると何十羽というカラスが電線に一列に並んで休んでいる。それが一羽ずつポトリポトリと糞を落とすので、道路が真っ白になるわけである。汚いと言うこともあるが大体衛生上良くない。そんな下をうっかり通ろうものなら頭に糞を落とされひどいことになる。だから歩くときは常に下を見て白いところは避ける。電力会社も住民から抗議があるらしく、玄関出入り口などは一番上の線にとげとげの針がついている特殊なものを使い防いでいる。しかし全てこうなっているわけではないので、いたるところ道路はカラスの糞で真っ白になる。うちの寺は後ろが山になっているので、夕方は特に集まり場所になっているらしく、団体で押し寄せてくる。亡きハチの墓前にお供え物をしても、相い向かいの電線にカラスがとまっていて、あっという間にくわえて持ち去る。器まで一緒に持ち去り、屋根の棟に乗っかっている。取りに登るわけにも行かず風に吹かれて転がり落ち来るのを待つしかしょうがないと言う次第。カラスにも言い分があるのかも知れないが、ほとほと困っている。またカラスは矢鱈頭が良い。よ~く顔を見ると実に賢そうな顔をしている。東京でもカラス公害には手を焼いているらしく、カラスをひっ捕まえて、東京名物「カラスパイ」を売り出そうという話を聞いたことがある。全国各地でカラスを使った名産品を競争したら良いんじゃないかと思う。古来信州の一部地域ではカラス料理があると聞いたことがあるので、この話結構いけるのではないか。
投稿者 zuiryo : 2014年10月11日 19:44