2014年10月12日
開山忌
⒓日は伊深の開山忌で、早朝より出掛けてきた。初めてこの開山忌にぺっぺけぺーで参加してから54年経った。年月を経て境内の雰囲気も大分変わってきたが、しかしまだまだ其処此処に、昔のままの姿が残っていて、いつ来ても懐かしさで一杯になる。自分の人生の大半、関わってきた場所だから、その時その時の出来事と重なって、無性に懐かしくなるのだ。瑞龍寺で、時々発行している寺便りに、雲水時代の僧堂諸行事を連載しているのだが、どの事柄をとっても次々に思い出が沸き上がってきて、もう63話になるのだが、ネタ切れになることはない。雲水修行は世間と違って修行以外には何もないところだから、自分の全人生が籠もっているのである。掛け替えのない貴重な経験をさせて貰った、私の一生の財産である。
投稿者 zuiryo : 2014年10月12日 20:39