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2014年10月18日
大いなる沈黙へ
フランスアルプス山脈に建つグランドシャルトルーズ修道院の道士達の日々の生活を自然光だけでナレーションもなく、たんたんと映し出して行く約2時間半のドキュメンタリー映画である。殆どお喋りすることもなく、厳しい戒律の中、質素な部屋・食事・日々の祈りを繰り返す様子がずっと映し出されて行く。初めのうちは興味津々で見ていたが、30分、1時間と経つうちに、だんだん興味が失せていった。カトリックについて基礎的な知識がある国の人には特別な気持ちで見続けることができるのかも知れないが、正直言って私は途中で飽きてしまった。前の座席の男性もぐったりきていたようで、私と同じだな~と感じた。2時間半もの長時間、全く説明一つないのは如何なものかと感じた。この撮影の許可を得るのに二十数年も根気よく待って漸く実現したのだそうだが、その執念には頭が下がるものの、これをそのまま一般公開しても、意思が通じなければ駄目である。こういう私の見方は幼稚で、専門家からは「阿呆!」と言われるかも知れないが、これが正直な感想。皆さんも是非一度ご覧になって、私とはまた違った見方をされるかも知れないので、お出かけ下さい。
投稿者 zuiryo : 2014年10月18日 20:35