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2014年12月30日
年末大掃除
15日からの臘八大接心前に鐘楼や山門、納戸など済ませ、臘八後に本堂や庫裏、禅堂の大掃除が始まった。その徹底ぶりは、柱や鴨居磨きは勿論のこと、垂木まで雑巾がけをする。落っこちないようにしろ!と注意したのだが、僧堂の雲水のやることは何事も徹底している。寒風にさらされながらだから、余程覚悟を決めてかからないとできない。28日は恒例の餅つき、お鏡など数が多いので、始めにちょっと機械でこねておき、後は力自慢の者が石臼に杵でつく。賑やかでこれも年末の風物詩である。正月三が日が過ぎ、6日の初月忌後に下げたお鏡を毎日粥に入れて食べるのだが、今時の若者は昔と違って、餅が大好きという者が少なくなってきた。だから余り歓迎されなくなった。大きな樽に水餅にして保存しておき、毎日少しずつ使って行くのだが、なかなか減らない。年頭回礼で余所のお寺からも大きなお鏡を頂いたりするので、益々ストックが増え、2月になっても餅粥の日が続く。
投稿者 zuiryo : 2014年12月30日 21:48