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2015年11月04日

信長開府400年

信長と言えば安土城を直ぐイメージするが、安土城以前、まず岐阜城の城主となった。そもそも信長の奥方濃姫は岐阜の人であり、楽市楽座を開き、大いに商業を興し、岐阜を繁栄させた。現在岐阜城の下で、信長館(やかた)発掘調査が続けられている。黄金の瓦が出土したり、庭に作られた滝が発掘されたりしている。いずれは信長館を再現したいという構想らしい。ところで、開府400年を記念して、姉妹都市提携しているイタリヤのフェレンツエから、絵画や彫刻作品を借りて、展覧会を催す計画である。その一行団に加わって(と言っても私はただ賑やかしで参加しただけだが)フェレンツエへ出掛けてきた。有名なウッツエー美術館も、長蛇の列を脇目に裏口入館、素晴らしい絵画を堪能させて貰った。翌日は知人と二人で別行動、2時間半田園風景が果てしなく広がるところを、ある絵を見るために出掛けた。中心に大きくマントを広げたマリヤさんが描かれ、それを中心に沢山の人が周囲を取り巻いている。イタリヤ地方都市の、その絵があることを知らなければ殆ど知られないような美術館である。そこから又30分ほどさらに田園風景の中を走って、元小学校だと言うところに飾られた、この絵の構図も中央にマントを広げたマリヤさんと周囲を取り囲む人々が描かれた絵である。私はどうしてもこの絵を見たいという方に引っ張られるように同行させて頂いたのだが、絵の前に釘付けになった。現地のガイドさんの丁寧な解説で、益々引き込まれた。思わぬ眼福の一日と成った。何事も野次馬根性というのは大切で、こういう思わぬ良い思いも出来たわけである。信長から話が大分それてしまったが、もとを辿ればこの旅行はその信長から始まったわけで、誘って頂いた方に感謝感謝である。

投稿者 zuiryo : 2015年11月04日 16:55

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