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2016年01月11日

カエサルの言葉

ローマ時代の皇帝ジュリアス・シーザーの「人は自分が見たいと思うものしか見ない」という有名な言葉がある。向上心が人一倍あって、講演会や様々な催しにせっせと参加し、つねに自分を磨いている人が居る。にもかかわらず、その人の生き方や考え方はそれほどでもない。これは一体どういうことなのか?そんな時、冒頭のカエサルの言葉を想い出す。つまり良いとこ取りなのである。耳に痛いようなことは聞かなかったことにして、都合の良い部分だけを受け入れる。それで自己満足している人は大抵無意識にこれをやっている。虚心坦懐と言うが、真っさらな心で人の言葉に耳を傾け、一端は素直に受け入れる度量を持つことは、実は大変修行の居ることで、「自分を磨くこと」こそ重要なのである。

投稿者 zuiryo : 2016年01月11日 10:16

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