2016年04月18日
醍醐寺の桜
知人で50年以上も仕事の関係でブラジルで暮らし、昨年漸く帰国された方が居る。琵琶湖畔の素晴らしいマンションを購入し、老夫婦でのんびり過ごして居られる。4月友人の案内で醍醐の桜を見に出掛けたそうだ。余りの素晴らしさに涙が出たと言って居られた。醍醐寺の歴史の重みと満開の桜に、思わず息を飲んだそうだ。桜は毎年のことで、うちの近くでも素晴らしい桜を見るが、この季節の当たり前の景色で、美しいには違いないがもう慣れっこになっていて、特別な感激はない。永く外国で暮らしていると、日本で見る満開の桜は特別な意味を持つようである。又伏見の酒蔵を訪ね、レストランを合わせて営業しているところで、美味しいお酒と料理を堪能されたそうで、これもまた大感激して居られた。確かにこちらが外国へ出掛けて感じるのは、こういう情緒のあるところはお目に掛かったことがない。ニッポン再発見、改めて日本の良いところを訪ね歩いて、味わいたいと思った。
投稿者 zuiryo : 2016年04月18日 15:36