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2016年05月03日

針仕事

着物は袂や裾が直ぐに破れる。今日もそろそろ夏物へ入れ替えようと箪笥から引っ張り出すと、夏の作務衣の足首と手首のゴムがユルユルで、これでは使い物にならない。以前は自分で何とかやっていたのだが、この所万事に鬱陶しくなって、やる気が起こらない。そこで便利なのが尼僧堂の雲水さん、「頼むね~、これ!」てなぐあいでやって貰った。有難いことだ。特に針仕事が億劫になってきた。だいたい針に糸が通らない。老眼鏡はかけているのだが、スッと行かないのである。そのうちだんだん腹が立ってきて、え~い!とぶん投げて終わり。これも尼僧さんにお願いをしてやって貰うことができた。持つべきものは弟子である。以前悪戦苦闘してやっていた頃が妙に懐かしく想い出される。

投稿者 zuiryo : 2016年05月03日 16:24

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