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2016年07月21日

水陸会(すいりくえ)

17日から1週間、毎日午後6時半から本堂中央に施餓鬼棚を飾り、水塔婆に私と各雲水の先祖代々、僧堂の信者さん方先祖代々を供養する行事である。日中の暑さが残って、開け放った本堂へも熱い風が吹き抜け、大汗かきながら水向けをし、金剛経を詠む。この時期恒例の行事で、これが終わると起単留錫、講了を残すのみとなり、いよいよ雨安吾も円成となるのである。瑞龍寺へ来て以来34回目の水陸会である。また話は変わるが、今年で早朝坐禅会が30年の節目を迎えたので、3月に桜を記念植樹した。その印に30周年記念植樹と石に刻んで残すことにした。もうひとつ、13年も前になるのだが、信者さんと数年に分けて四国88カ寺歩き遍路をした。88番札所を無事円成し、徳島の港よりフェリーで和歌山に行き、高野山へお礼詣りした。その時記念に高野槙の小さな苗を買い、お寺の鐘楼脇に植えた。それが無事に育って高さ3メートルくらいになったので、歩き遍路の3人の名前を石に刻んでその高野槙の側らに建てることにした。その原稿を持って近くの石屋さんへお願いに行ってきた。山内のお寺は後ろに墓地があり、しょっちゅう墓石屋さんが出入りしているので、この間石屋の親爺さんに相談して、要領を聞き、今日頼みに行ったというわけである。

投稿者 zuiryo : 2016年07月21日 21:11

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